秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

縁(イニョン)あって『パスト ライブス/再会』☆☆ 2024年第149作目


f:id:mucci:20240409212007j:image

幼馴染のヘソンとナヨン。互いに幼い恋心を抱いていたが、映画監督の父と画家の母の移住のため、韓国を離れたナヨン一家

12年後、アメリカで、ノラと名乗り作家を志していたナヨンは、母親との電話の昔話で、ヘソンのことを思い出し、父のフェイスブックに彼がコメントしているのを見つけ、スカイプで地球の裏側で仲良く会話をしていたが、実績を作りたいノラは、会話を辞め、ヘソンは中国に留学する

更に12年後、ノラは戯曲作家となり、作家仲間のアーサーと結婚していた。ヘソンは、その事情を知りつつも会いたい思いから1週間の休暇を取ってニューヨークに会いに行く

ヘソンのことも妻から聞いてい知っていたアーサーも交えて、バーで話し込む三人。ただ、韓国語が片言なアーサーは入れない

別れ際のタクシーの前で、今の自分たちの縁が前世なのだとしたら、今度、また会おうとヘソンが言う

邦題は「再会」とサブタイトルされてるが、「想い出」と「前世」のダブルミーニングな感じだったな

実に韓国らしいというか、アジア的な精神というか

アカデミー賞では作品賞と脚本賞でノミネートされてたが受賞はならず。国民性というテーマだと『オッペンハイマー』や、未見だけど『関心領域』。『落下の解剖学』や『アメリカン・フィクション』の方が一枚上だったかな