大昔に観たはずだけど、当時は映画は然程観てなかったし、『異人たち』観たついでに、1988年に映画化された大林宣彦監督版を観る
テレビドラマの脚本家の原田は、妻子と別れ、オフィスビルにある仕事部屋で暮らしている
そういや、まだワープロが高い時代だな
地下鉄の廃線を取材してる時にスタッフとはぐれ、子どもの頃過ごした浅草界隈をぶらつくと、死別したはずの両親と再会する。今の自分より若い亡くなった頃の歳の両親
あ…缶ビールのプルタブがステイオンじゃないやつだ
原田は同じマンションの住人の女性ケイと仲良くなり、身体の前に火傷のコンプレックスがあるという彼女と後ろから身体を重ねる
両親と会い、彼女もできて、仕事も順調に見えて、やつれていく原田
あなたの愛してるのは何なの?
ケイから、両親のところに二度と行ってはいけないと言われるが、実家通いを続ける原田
ようやく、誕生日の思い出の、すき焼き屋で
両親に別れを告げる
順番逆だけど、やはり日本的、昭和的よな。薬物も同性愛も無いしな
あら?怪談オチ?彼女の死の原因は彼なん?当時のポスターも怪談色推しだったみたいしな。当時、劇場で観た人は怖さを感じたのだろか?
ようやく正気に返り、馴染みの演出家と、実家の跡地で、両親を弔い、現実に戻る
あら?『異人たち』の方が戻り切れてない分、闇が深いか?愛が深いのか?
愛のない私は、どちらも、共感することなく、観てた気がしないでもない