
本能寺の変の4年前、荒木摂津守村重が、織田信長に反旗を翻し、有岡城に籠城する。このままでは西に先行している羽柴秀吉が孤立し、毛利軍が荒木とが組めば、ますます天下統一は遠くなる
そこで織田軍として名軍師の黒田官兵衛がやって来るが、突き返しも殺しもせずに地下牢に幽閉する。切れ者の頭を利用したいという算段が村重にはあった
そして徐々に詳らかになっていく家来や関係者、暗躍する内通者や裏切り者
実際にそこまで細かな史実はないらしいが、それをモチーフにされて膨らまされた現代ミステリーのような時代劇。そこには主従関係、出身の違い、信仰の違いや、切れ者同士の探り合い。自分に汚名がかかろうが家臣や領民の血は流したくないという領主の思いなどか、上手くつづら折りされた良作だった。群像劇のようであり対話劇。武士の主従関係は現代の労使関係とは全然違うのだろう





