秘密結社鷹の爪の垢団

109シネマズ、チネチッタ、TOHOシネマズなどで映画を年に100本以上観まくります

不屈の領主と地下牢の軍師『黒牢城』☆☆ 2026年第61作目

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本能寺の変の4年前、荒木摂津守村重が、織田信長に反旗を翻し、有岡城に籠城する。このままでは西に先行している羽柴秀吉が孤立し、毛利軍が荒木とが組めば、ますます天下統一は遠くなる

そこで織田軍として名軍師の黒田官兵衛がやって来るが、突き返しも殺しもせずに地下牢に幽閉する。切れ者の頭を利用したいという算段が村重にはあった

そして徐々に詳らかになっていく家来や関係者、暗躍する内通者や裏切り者

実際にそこまで細かな史実はないらしいが、それをモチーフにされて膨らまされた現代ミステリーのような時代劇。そこには主従関係、出身の違い、信仰の違いや、切れ者同士の探り合い。自分に汚名がかかろうが家臣や領民の血は流したくないという領主の思いなどか、上手くつづら折りされた良作だった。群像劇のようであり対話劇。武士の主従関係は現代の労使関係とは全然違うのだろう

黒い賞金稼ぎと小さくて緑な相棒『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』☆☆ 2026年第60作目

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ディズニープラスで評判の高かったスターウォーズのスピンオフが満を持して劇場映画化

伝説の賞金稼ぎマンダロリアンは惑星マンダロリアの出身の戦闘民族。その身に付ける鎧はマンダロリアン鋼で出来ており宇宙最強の硬度を誇る

相棒のグローグーはジェダイ・マスターのヨーダと同じ長命種の民族で、それなりに歳はとっているが、種族の中では幼く見える

そんな二人は帝国軍の潰えた新共和国の政の元、依頼を受けては帝国軍の残党狩りをしてギャラを稼いでいた

そんな中、嘗ての闇の元締めジャバ・ザ・ハットの息子の救出を請け負い、その途中、銀河の裏社会を牛耳る商人を追うことになる

凄く、絵柄やストーリー展開が、正統なスターウォーズなので、逆に言うと、古めかしいというか、レトロフューチャーが強かったかな。上手に纏め過ぎな感も否めない

羊の目にはお見通し『ひつじ探偵団』☆☆☆ 2026年第59作目

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片田舎の広大な牧場で羊飼いをしてキャンピングカーで独り暮らしをしているジョージ。どうせ通じてないのだろうなと思いつつ、毎晩、ヒツジたちに殺人事件の推理小説を読み聞かせている

実はヒツジたちに話は伝わっていて、毎晩寝る前は、それぞれの推理を語り合うのがお決まりになっていた。中でも一番聡明なリリーは話を最後まで聞かなくとも、いつも犯人を言い当てていた

ある嵐の過ぎ去った朝、ジョージが車の外で不審死を遂げた遺体として発見される。そして、ジョージはヒツジの病気の特効薬を発明して、莫大な遺産があることが分かり、遺言の開示のためと関係者が集められる

事件の捜査をする巡査を誘導して、愛する飼い主の無念を晴らそうとヒツジたちが八面六臂の大活躍

王道のミステリーが可愛いけど頭が悪いとされ。自分たちはいずれ空の雲になると信じていて、ショックなことや怖いことは忘れる癖がついているヒツジが名探偵なプロットが愉快

世紀の大仕掛け『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』☆☆☆ 2026年第58作目

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伝説のマジシャングループ・ホースメンのフェイクで悪徳業者を欺き、その闇を公にしつつ、その儲けを掠め取り、観客に配分し、自分たちのギャラも稼ぐ3人の若者

彼らの隠れ家に、本物のホースメンのリーダー格のアトラスが現れる。彼は世界に残された良心"アイ"の極秘指令に導かれ、3人をスカウトしに来たと言う

そのミッションは、史上最大のダイヤモンド"ハート"を長年所有し、ダイヤ史上を牛耳っている一族の悪事を世界に詳らかにすること。そして嘗ての仲間も集結する

矢継ぎ早で、でもテンポの良い、会話劇、アクション、駆け引き、技が繰り出され、ジェットコースターと言う程は急激でないけど、加速し続けて、しっかり大風呂敷を閉じる種明かし。凄く面白かった

確定演出『君のクイズ』☆☆☆ 2026年第57作目

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学生の頃からクイズにハマり、会社員として働きながら、数々のクイズコンテストで優勝して来たクイズ王・三島玲央は賞金1千万の生放送クイズ番組『Q-1グランプリ』あと1問で王手のところ、対戦相手の世界の全てを頭に保存した男・本庄絆に追い上げられ、同点の最終問題

「では、問題です」本庄が問題本文を読み上げられる前に、解答ボタンを押し、見事正解する。問題の流出?ヤラセ?解答者の二人がグル?など、SNSが大炎上。放送局にもBPOのメスが入るも、規定や記録にも問題は無し

本庄は失踪。三島はオファー受けていたクイズ番組が次々とバラしに。クイズに人生を掛けて来たと言っても過言ではない男が、その世界から見放される

そこへ疑惑の渦中の総合演出が、生放送の検証番組を企画し、三島と準決勝メンバーが集合し、本庄がリモート出演する

問題「何故?一文字も聞かずに正解できたのか?」

映画のタイトルの英語表記が"YOUR OWN QUIZ"とあったので、なるほど、これは自問自答?自作自演?どっちの線で落とす?日本語の助詞「の」のトラップか?と思いながら観てた。私もクイズは好きなので、正解した時の肯定感とかカタルシスや、無数の連想から正解の筋に確定する瞬間とか、膨大な記憶の中から、瞬時にフィルタリングする過程とか、上手に映像化されてるなと思った

見取り図の盛山晋太郎さんかと思ったら、QuizKnock伊沢拓司さんだったわ