色んな女性と浮き名を流し、それを赤裸々な私小説にして売れた作家のハリー。妻からは、酒と薬と女狂いと愛想を尽かされ、付き合った女性からは、本の内容が暴露趣味だと怒られ
思い出なのか?過去の作品の中身なのか?現実なのか?妄想なのか?次回作の構想なのか?鬱で虚ろな彼の頭の中が混濁する
口達者な彼が饒舌に語るのは、無責任な弁明や屁理屈
自己解体した社会不適応者の彼に出来ることは、小説を書くことしかなく、それ以外は女性に頼るしかない。だから、邦題は、地球は女で回ってる…なのだろう。おい!なんも反省してないじゃん
ウディ・アレン節の好きな人なら、また例のお家芸が始まったかと喜ぶだろうが、そうでない人には、ただクセの強いだけの悪酔いする酒になるかもしれない