かつては、世界の秘境を旅するカメラマンとして売れた立花は、バブル崩壊と共に、事務所の負債を背負わされ、色んな仕事をして、完済した時には40代。再びカメラを手にし始める
知り合いの元テレビマン宮川は、羽振りの良かった後ろ盾の大御所が手を引き、閑職に左遷。妻や娘とも上手く行かず自宅を出る
元美容師でメイクアップアーチストを目指す瀬戸は同じシェアハウスの女友だちが出ていき、大家の提案を飲み、男性の同居人を受け入れ、そこに立花や宮川がやってくる
3人はシェアハウスの一角を、写真スタジオやメイクサロンにして、気持ちを持ち直して行く
落ち目の芸人の合田がやってきて、彼の宣材写真を撮ったり、アウトドア動画を手伝い、軌道に乗せる
時折、挟まれる小さなスタンダードサイズで映る追憶の日々
シェアハウスの大家が土地を売却することになり、立ち退きが必要になるが、4人の同居人たちは、それぞれ向かう方向が見え始めて、新たなシェアハウスを探す
追伸 ついてない時期は抜けたようです
それぞれ、色んな苦労を抱えながら、心の求めるところに向かって、協力して歩き続ける
軽く言ってしまうと、止まない雨はない、みたいになってしまうが、それは日が射し始めたから言えることではないか?
派手なシーンはないが、しみじみとよい作品である