30年間同じ執筆部屋で小説を書いている老作家が、執筆中の「ヘンリー・シュガー」の伝記について語り始める
資産家のヘンリーは、妻に財産を分けたくないので独身。博打好き。彼が父の書棚から見つけた本には、ある医師の手記
手記にあったのは、目を使わず物を見ることができる奇術師カーンの奇跡の記録
ヘンリーはそれを修得すれば、トランプ賭博で一儲けできると考えた
3年ちょっとの修練で、5秒で一枚のカードが透視できるようになった彼
しかし、一度、ブラックジャックで大勝ちした彼は罪悪感に苛まれる
その後、財を成し、世界中に病院や養護施設を建てることになる彼の処世訓は?
作家が言う。唯一のフィクションはヘンリー・シュガーが仮名だったこと。ヘンリー・シュガーはホントにいたのか?ホントに死んだのか?
ト書きまでセリフになっていて、声が出る動く紙芝居みたいな映像
最初は邦題が違ったのか?作品のページに入ると『奇才ヘンリー・シュガーの物語』とある
『チョコレート工場の秘密』のロアルド・ダールの著作原作
『グランド・ブタペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督作品。てか、『ブタペスト・ホテル』のミニマル版だな
2023年Netflix配信
第96回アカデミー短編実写映画賞ノミニー。短編映画賞の規定の40分未満の尺ギリギリだから、狙って作ってるんだろな
ポスターの安っぽく、胡散臭い、特撮でない空中浮遊が外連味たっぷり