秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

マザコンで強迫症の初老の童貞の末期『ボーはおそれている』☆☆ 2024年第67作目


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ボーは不安神経症でメンタルクリニックに通っていて、新しい薬を処方される。医師からは「必ず水と一緒に飲むように」と注意される

夜、眠れずにいると、隣人から騒音の抗議の手紙が投げ込まれ、遂には、隣室から大音量の音楽が流れてきて、一睡もできずに、落ち着こうと薬を飲もうとすると水が出ない

慌てて向かいのコンビニで水を飲み、代金を支払おうとするとクレカが無効。現金で払おうにも小銭が足りない

なんとか部屋に戻り薬が効いたのか爆睡。目覚めると、帰省のために予約した飛行機の時刻の直前。慌ててキャリーバッグを持って玄関に鍵を掛けようとするも、忘れ物に気付き部屋に戻ると、キャリーバッグと鍵が失くなっている

母に申し開きの電話をするも怒って切られる。もう一度かけると、出たのは宅配便の人。部屋に入ったら、床に女性が倒れていて、頭にシャンデリアが落ちて粉々の首無し死体

母の葬式に立ち会うため、なんとか実家に向かおうとするのだが…

現実なのか?夢なのか?記憶なのか?幻覚なのか?薬の副作用なのか?混濁する意識。たしかに身体は怪我をしている

不可思議な紆余曲折の道の先に彼が実家で見たものは?

果たして、これは悲惨な走馬灯あるいは断末魔なのか?