秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

流浪の民『天国にちがいない』☆☆ 2024年第154作目


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イスラエルのナザレ出身のパレスチナ人のスレイマン監督は、眼の前で起こる色んな出来事に、朴訥と飄々と、干渉することなく、寡黙に観察する

自作の企画を売り込みに、パリに飛ぶが、制作会社からは、パレスチナでなくてもあることだと却下される

ニューヨークに飛ぶと、タクシーの運転手に、イエスの生誕地の人かと、運賃を奢られるも、制作会社では、企画は一笑に付される

バーで仕事仲間と飲みながら「どうして、みんな、忘れるために酒を飲むのに、君たちは忘れないために飲むんだ?」と茶化される

帰国するが、結局、どの街に行っても、若者と老人と、金持ちと貧しい人と、チンピラと警官と、男と女と、乗り物で追う人と追われる人がいるじゃないか

クラブで飲みながら、踊る若い男女を眺める

シュールなコメディに観えてしまうのは、私がパレスチナ問題に対して、対岸の火事的に真摯じゃないからなのか?