東京でタップダンサーとして活躍したい由香。初舞台は踏んだものの、今日もオーディションに落ち、リハーサル担当。落ち込んでるところに、加賀で温泉旅館を営んでいる母から電話。と思いきや、中居から女将が倒れたとの報
泣きっ面に蜂で、北陸新幹線で缶ビールを煽り、やたらノリの軽い男Jと知り合う
実家に戻ると母はピンピンしていて、物事に対する姿勢を戒められる
芽の出ぬタップを諦めて、実家を継いでもいいかと、同級生に勧められて女将ゼミに通うが、早々に音を上げそうになる
謎の男Jは加賀を盛り上げるために招かれた敏腕観光プランナーだった。飲み会で酔って橋の上で踊る由香を見て、女将見習いのみんなのタップダンスイベントを思い付く
タップの師匠の力も借りて、何とかモノになってきたかというところ、母が心臓の病で倒れ、活動資金の500万はJに持ち逃げされる
崖っぷちの状況の中、母に教えられた女将の覚悟で、みんなの力を借りて翔ぶ
まぁ、ご当地ものや、女子チームもの、青春もののテンプレっちゃ、そうだし、序盤は見るからにB級の匂いがするのだが、それがどうして、クライマックスに向かって、グイグイ盛り上がって行く
小芝風花さんの独壇場と言えなくはないが、ラストのソロのダンスは素晴らしかった
いい意味で期待を裏切られた
2007年の能登半島地震、東日本大震災、コロナ禍と3度のピンチを乗り越えた温泉郷。この正月の地震は震源から遠かったので、直接的な被害は少ないらしいが、客足など、またピンチにあるようだ。興行収益の一部は寄付されるそうだ
実際に10年前にあったプロモーションチームに着想を得て作られた映画らしい