文学専攻で作家志望のジョアンナは、地元の西海岸には戻らず、ニューヨークで暮らしながら作家修行をしようと、出版エージェントに採用される
そこは『ライ麦畑でつかまえて』で有名なサリンジャーのエージェント事務所。上司はハイテク嫌い。テープをタイプライターで文字起こし。膨大なファンレターを、全部に目を通し、適切に処理するのが仕事。大先生の目に触れさせることなく
熱烈なファンレターに個人的に自分の名前で返事を書いたり、数十年、隠遁していた大先生が選んだ小さな出版社と繋いだり
そんな彼女のデスクに大先生からの電話「作家なら、とにかく毎日、何か書け」
彼氏と別れたり、事務所で登用されたりしたが、彼女は作家として独立するため、辞意を表明して、後任が決まるまで勤めることを伝える
一番熱心なサリンジャーファンからの電話「自分が『ライ麦畑』を書いたとしたら、作者になり切って、自分に返事が書けるんだ」
ちょっと『プラダを着た悪魔』の構図を想起したりするけど、原作者の実体験に基づく話らしい
なお、私は『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の概要は知ってるが、読んだことはない