この映画の舞台はデンマーク。デンマークではコンビニやスーパーでお酒を買えるのは16歳から、バーやクラブは18歳未満にお酒を提供してはならないという規則はあるが、何歳から飲酒可能という法律はないらしい
お酒も安く、リサイクルしたら瓶や缶の保証金が返ってくる。パーティーも多く高校生でも飲酒する子は多いらしい
生徒が酒を飲んではしゃぎ過ぎると、高校の教員の間でも問題視している。教師仲間の4人はテーブルを囲みながら歓談や議論。ノルウェーの哲学者の、人間は血中アルコール濃度を0.05%にするのが、最もパフォーマンスが良いという話題
悪友4人は0.05%理論を実践して、生活が向上するか実験し、論文にまとめようと企む
紆余曲折の末、社会的生活に支障が生じ、アルコール依存に陥る恐れがあると実験を中断
苦悩の意義とは、失敗に向き合うこと。キルケゴールもまた、デンマークの哲学者
酒で失われた人生に献杯し、その失敗に向き合うために乾杯する。そして卒業生と祝杯を上げる。デンマークは飲んだくれの国。劇中、何度も国歌が出てくる
93回アカデミー国際長編映画賞を受賞している
悪い意味で男らしい映画だった。大酒飲みの私としては、痛し痒しな作品であった