3件の連続バラバラ殺人事件。現場で逮捕されたピエロのメイクをした容疑者・品川真珠。現場に遺された被害者のものではない血痕
3人目の被害者の息子が、父の遺体の在処を知りたいと、児童相談所の職員・夏目アラタの名前を騙って、真珠と文通をしていて、直接話したいという返事に、自分が面会に行く夏目アラタは、距離を縮めて親密になるために、結婚を申し込む
一審では黙秘を続け、死刑判決を受けていた真珠が語る言葉は真実なのか？弁護士も無罪を勝ち取ろうと動く
やがて明らかになる真珠の出生の秘密と、事件の真実
サスペンス？スリラー？法廷ミステリー？ラブロマンス？シュールなコント？ヒューマンドラマ？一体どのカテゴリーやねん？観てる側の気分と感情が振り回される
それにしても主演の二人、柳楽優弥さんと黒島結菜さんの目力よ。堤監督一流の外連味よ
良い意味で期待を裏切る面白さだった
脚本着手時は、原作未完だったので、映画オリジナルのラストだが、それは原作者は快諾しており、唯一、譲れなかったのはヒロインのガタガタな歯並びだったそうだ
一番の狂気は佐藤二朗さんだった
