秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

何も無い日常『ナミビアの砂漠』☆+ 2024年第347作目


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脱毛サロンに勤める21歳のカナは、起伏のない日々を空虚に暮らしている。何かと気を使ってくれる優しい不動産屋の彼氏と同棲しているが、未来に何も期待感が持てず、彼との間に出来た子どもを黙って中絶し、彼が出張中に、家を引っ越す

以前に計画的に別れたクリエイターの元彼と縒りを戻し、同棲を始めるが、互いの気持ちがしばしばすれ違い、取っ組み合いの喧嘩になり、一時期、車椅子生活になる

自分は躁鬱病かもと、リモートで心療内科の診察を受けたり、カウンセリングを受けたり、心象風景?自分の喧嘩をスマホで見ながら、お菓子をかじりつつルームランナー

それでも別れることもなく、喧嘩のことは知ってるであろう隣人の女性に、焚き火の前で、3日もすれば忘れるし、100年後には皆死んでると諭される

初めは何の劇的なこともなく、トピックと言えば別れ話や喧嘩くらい。何か抱えてるものがありそうだが、虚無の塊のようで、何にも興味ないのかと思うと、大声と暴力。メンヘラですか?共感というよりストレスしかない

エンディングでは、砂漠で水を飲むガゼルの映像。たぶん、そこはナミビアなのだろう

んん…『あみ子』が大きくなったのか?『(IM)PERFECT DAYS』なのか?