東京地裁第3支部第1刑事部(通称イチケイ)で裁判官としてコンビのように働いていた入間と坂間
坂間は制度を使って弁護士として、入間は判事として岡山の田舎町に赴任していた
トラックの砂埃により高齢優良運転手の事故、輸送船とイージス艦の海難事故、遺族の妻による防衛相傷害未遂事件、地元民の7割が勤める大企業の工場の健康被害隠蔽…
すべてが繋がる時、クセ者の判事と正義感の有り余る弁護士は、法に則って真実を明らかにする。そこに有ったのは田舎町の人々の悲哀
序盤はコミカルな会話劇なのに、進むにつれストーリーが重たい。なんとなく『ガリレオ 沈黙のパレード』の味わいに近しい