秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

ヤクザの背負うもの『ヤクザと家族 The Family』☆☆+ 2024年第168作目


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1999年、シャブ中で父親を亡くし、やさぐれていたケン坊が、焼肉屋で襲撃を受けた組長の命を救い見込まれ、親子の契の盃を交わす

時は移って2005年、対抗組織との鍔迫り合いで、クラブの席で隣にいた源氏名ミユキこと由香に惹かれる

「ねぇ、ヤクザって、何して稼いでんの?」

「ねぇ、ヤクザって、何で夜でもサングラスしてんの?」

「ねぇ、ヤクザって、何でオヤジとかアニキとかいうの?」

「ねぇ、何で、ヤクザやってんの?」

「家族だから」

再び、鉄砲玉の凶弾から親分を護るも、仲間を亡くす。行政や警察と癒着した相手に、報復した兄貴分の身代わりに逮捕、服役

そして、2019年、服役を終えたケン坊。組は活動を縮小していて、親分も歳を取り、構成員も減り、条例で縛られしのぎが厳しい昨今

あら?まだ、半分くらいある

由香と再会。「山本さん、まだヤクザやってんの?」「あの子に、父親がヤクザだなんて言えるわけがない」

末期ガンの病床のオヤジとの語り「お前は、組抜けろ。お前は、まだ、やり直せる」

昭和の任侠ものとは違うし、イタリアやアメリカのマフィアやギャングものとも違うけどな。それで手打ちにするしかないんかな

「ねぇ、お父さんって、どんな人だったの?」ラストシーンに掴まれた