1999年、シャブ中で父親を亡くし、やさぐれていたケン坊が、焼肉屋で襲撃を受けた組長の命を救い見込まれ、親子の契の盃を交わす
時は移って2005年、対抗組織との鍔迫り合いで、クラブの席で隣にいた源氏名ミユキこと由香に惹かれる
「ねぇ、ヤクザって、何して稼いでんの?」
「ねぇ、ヤクザって、何で夜でもサングラスしてんの?」
「ねぇ、ヤクザって、何でオヤジとかアニキとかいうの?」
「ねぇ、何で、ヤクザやってんの?」
「家族だから」
再び、鉄砲玉の凶弾から親分を護るも、仲間を亡くす。行政や警察と癒着した相手に、報復した兄貴分の身代わりに逮捕、服役
そして、2019年、服役を終えたケン坊。組は活動を縮小していて、親分も歳を取り、構成員も減り、条例で縛られしのぎが厳しい昨今
あら?まだ、半分くらいある
由香と再会。「山本さん、まだヤクザやってんの?」「あの子に、父親がヤクザだなんて言えるわけがない」
末期ガンの病床のオヤジとの語り「お前は、組抜けろ。お前は、まだ、やり直せる」
昭和の任侠ものとは違うし、イタリアやアメリカのマフィアやギャングものとも違うけどな。それで手打ちにするしかないんかな
「ねぇ、お父さんって、どんな人だったの?」ラストシーンに掴まれた