一人息子のダニエルが、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの聖地巡礼に出発してすぐ、ピレネー山脈の嵐で遭難し亡くなった。アメリカで眼科医をしている父トーマスは、遺体確認後、荼毘に付し、息子の遺した装備を身に着け、遺灰を缶に入れて、巡礼の旅に出る
道中知り合った、ダイエットのために旅をするヨスト、巡礼の後、禁煙を誓うサラ、スランプの作家ジャックと旅は道連れ
それぞれが、聖地が目的とは限らない、元々は見ず知らずの4人の珍道中。日本でいうところの、お遍路さんだな
トーマス役のマーティン・シーンとダニエル役で監督・脚本のエミリオ・エステベスは、実の親子なんだそうだ
スペイン・アメリカの合作で原題"the way"とあるが、スペイン語では"El Camino de Santiago"(サンティアゴの道)もしくは"El Camino"(その道)だけでも、その巡礼路を指すらしい