秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

日となり影となり『ソウルメイト』☆☆+ 2024年第97作目


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ギャラリーに飾られた、まるで写真のような鉛筆画の少女。ギャラリーの学芸員に、そのモデルでは?と呼ばれたミソは、その作者を伏せる

小学校でハウンのクラスに転校して来たミソ。二人は雨の中、捨てられた仔猫を拾ってきてオマ(お母さん)と名付ける

ミソの母親はソウルに行き、彼女は済州島に残り、しばらくハウンの実家で過ごす

高校生になり、ハウンが気になってるジヌという男の子に探りをいれるミソ

高校卒業の頃に距離が遠くなっていく二人

ミソはアーティストとしての才能を磨きつつ、ソウルでバイトに明け暮れる

ハウンは済州島で、絵が好きだが両親の勧める教師の道に進む

親友だけど、物理的に距離が近いと喧嘩してしまいそうな二人

ハウンはジヌとの結婚式の日に逃げ出し、ミソの過去を追う。好きな絵を書き始めるハウン

ハウンの身籠っているのはジヌの子、出産して遠い旅に立ったハウン。ハウンの子を育てるミソ

オマも猫にしては長い寿命を終える。オマの一生はハウンとミソの青春

高い所は薄目にすれば平気だよ。高い所が苦手なハウンに、幼い頃、ミソが掛けた言葉

ギャラリーに招待され、飾られてる鉛筆画を観るミソと娘のハウン

超写実的な謎の作品は二人の合作なのだろう

二人の思いは、二人とも行ってないシベリア鉄道の先のバイカル湖へと、いざなわれる

百合にも三角関係や不倫にも傾かない、すごく綺麗なバランスの青春映画だった。ハリウッドな人ならBFFというやつなのかな

韓国は儒教の国なので友人や家族との関係を大事にするし、日本のドラマなら、もっとドロドロ感になるかな、ドライな距離感というより、遠いからこそ強い引力のような