宮崎のとある街に、ふらりと現れた絵が好きで、寡黙な青年は、温泉旅館の次男という噂で、林業に従事していたが、事故で木の下敷きになり命を落とす
一周忌の法要で、温泉旅館の長男が現れ、仏壇の写真が別人だという。青年の妻は前の離婚の時に世話になった弁護士に身元捜索を依頼する。そこには自分の出自から来る生きづらさから、人生をリセットしようと、他人と戸籍を交換した人たちが浮かび上がる
無神経なヘイトなセリフも出てくるので、感情が逆撫でされる
妻が言う。「結局、本当のことは知らなくても良かったのかもしれません」正体はどうあれ、共に過ごした時間は良き夫だったのだ
こんな事件にならなくても、いろんなレベルで、誰もが自分の履歴を改竄してるのかもしれない
思っていたより地味に重く。解決しても気持ちのスッキリしないドラマだった
妻夫木聡さん、安藤サクラさん、窪田正孝さん、3人とも劇中では、個人としてのキャラクター消えるよな