幼い頃、目が見えなかった幾田光は、空を知らず、青を知らなかった。10歳の時、手術を受け、光を得たが彼の目には色は映らなかった
東松照明という写真家の作品に惹かれた彼は、終戦間際に落とされた原子爆弾、彼方の閃光の答えを求めて長崎、そして沖縄へと旅をする
彼を導く友部の自称革命家ぶりが、実に頭でっかちのクズ
Awitchさん演じる詠美が、情が熱く、母性の象徴のように見える
そして時は流れて、気候変動によって人口が激減した2070年。老人になった光は人生で初めて空の青を見る
おおよそ全編がモノクロームで3時間の長尺のロードムービー。どこかポエティックで、アーティスティックでポリティカル