20023年に映画館で観た作品からベスト10を選んでみた
10位 PERFECT DAYS
朝目覚め、布団をたたみ、植木に水を遣り、歯を磨き、作業着に着替え、缶コーヒーを買い、カセットテープからの音楽を聴きながら、道具を積んだミニバンで現場に向かう。黙々と公衆トイレを清掃し、公園でサンドイッチを頬張り、フィルムカメラで木漏れ日を撮る。終業後、地下商店街の居酒屋で一杯飲み、布団の上で読書し眠る時には銭湯に行き、現像されたフィルムを受け取り、コインランドリーで作業着を洗い、馴染みのスナックで静かに飲む判で押したようなルーチンワークの毎日そんな中でも、行きかう人々、ささいな出来事に、寡黙な彼の日々の生活に喜怒哀楽の感情が湧く
9位 ジョン・ウィック:コンセクエンス
キアヌ・リーブスのライフワークになっている『ジョン・ウィック』シリーズの一応の終着点ケブラー繊維で編まれた防弾ジャケットを盾にした迫力のガンファイト。クライマックスの対決の前の、モンマルトルの222段の階段落ちが圧巻
ジョンの墓の描写はあるが、監督には続編の構想があるらしい
8位 隣人X疑惑の彼女
惑星難民Xの受け入れを、アメリカに次いで同意した日本。人類に擬態でき、人間を危害を加えることはないとされるX。異星人の危険性を煽る雑誌の記者が、取材対象であるXと疑われる女性に近づいたものの、本当に恋愛感情を抱いてしまい、特ダネと愛情の天秤の上で暴走する話
7位 北極百貨店のコンシェルジュさん
お客様が、動物ばかりで、従業員は人間。支配人はペンギンに似たオオウミガラス。不思議な百貨店の新人コンシェルジュが、試用期間の研修中に起こすドタバタ劇
6位 ザ・クリエイター 創造者
人間を助けるために開発されたはずのAIがLAに核爆弾を落としたとして戦争が激化した世界。AIの創造者の暗殺と、新兵器の破壊を命じられた男が見つけた新兵器は、いたいけな少女だった
5位 AIR エア
バスケシューズメーカーとしては、コンバースとアディダスに水をあけられ後塵を拝していたナイキが、伝説のバスケシューズを生み出すまでの物語。マイケルの母親の交渉力が凄い
4位 オットーという男
妻に先立たれ、自ら人生を終わらせようとするが、ことごとく失敗。お向かいの移民の一家の面倒をみることになり、頑固で口が悪く他の町民には嫌われているが、根は優しい不器用な男の話
3位 湯道
父の遺した銭湯を切り盛りする弟と、マンションに建て替えたい建築家の兄、番台に立つ看板娘と銭湯の客たち、辛口温泉評論家や、風呂の入り方を極める家元のいる謎の団体。それらが絡まるヒューマンドラマ
2位 バイオレント・ナイト
最近の子どもの物欲に嫌気がし始めているサンタとある富豪の家の子どもに仕方なく仕事としてプレゼントを届けようとすると、その一族の財産分与の争いと、その財産を丸ごといただこうとする悪党に鉢合わせ、止むを得ず、孤軍奮闘・獅子奮迅の大活躍
1位 劇場版SPY×FAMILY CODE: White
父:ロイド・フォージャー(スパイ)、母:ヨル(殺し屋)、娘:アーニャ(心を読む超能力者)、ペット:ボンド(未来予知の超能力犬)の偽装家族娘の学校のスイーツ調理実習で優秀賞を取るため、審査役の校長の故郷のスイーツを調べに家族旅行だが、機密情報の入ったマイクロフィルムが隠されたチョコレートを、うっかりアーニャが食べてしまい。軍隊の飛行戦艦に拉致される大人気のアニメが、更に、重厚なストーリー。緻密な作画と迫力の劇伴大人も子どもも声を堪え切れずに笑いが起こっていたうんこの神様の世界は、噴き出すの必死に堪えた