グリコ森永事件をモチーフにしたミステリー。親から継いだテーラーを細々と営む曽根は偶然見つけた父の遺品の中にあったカセットテープに入っていた子供の声が、幼い頃の自分であり、それが40年近く前の未解決事件で犯人が使った脅迫文であることを知る。まさか父が犯行に関わったのかと疑念を抱く。事件の真相を掘り返そうとする記者の阿久津と出会い糸を手繰る
もう随分前の事件であるが焼き付けられたものがあるのか?いろんな出来事を思い出された。元の事件を知らない平成生まれの人でもミステリーとして見応えあるんじゃなかろうか?