秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

一日一生『100歳の少年と12通の手紙』☆☆+ 2019年第17作目


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白血病で小児病棟に入院しているオスカー。彼の余命が少ないことを知り哀しむ両親とは仲が悪い。病院の主治医や看護師とも話さないそんな時、元プロレスラーを名乗る宅配ピザ屋のローズに心を開く。彼女に言われ、日々を1日が10年として過ごし、毎日、思ってることを神様に手紙で書くことにする。
1日に10歳、歳を重ねる彼は、人生経験を重ね、50歳のクリスマスに両親と和解し、やがて神様の啓示を受け、100歳を越え、大晦日に息を引き取る。
強気のローズも哀しみに暮れていたが、約束通り、「養子」のローズに、オスカーの「遺産」が届く。哀しみが愛と幸せに昇華したローズは小児病棟の前で移動ピザ屋を始める。
余命モノな上に子どもモノなのでズルいのだけど…私が子どもの頃、テレビで誰かが亡くなるシーンを、母が涙を流しながら観ているのを「お芝居なのに、何を泣いてるんだろう?」と思ったものだが、今の私は、涙を流すほどではないけれど、胸に何かが込み上げる。

 

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