秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

自分の世界『僕らの世界が交わるまで』☆☆+ 2024年第314作目


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家庭内暴力など問題を抱える母子を保護するシェルターを運営する母エヴリンと、自宅で音楽の生配信をして人気の息子ジギー

母と息子、自宅で会話はあるがギクシャク

息子と上手く行かないエヴリンは、シェルターに来た母子の、性格の良いカイルに世話を焼き、母と上手く行かないジギーは、好意を抱くライラに気に入られたくて、政治的なメッセージの彼女の詩に曲を付け、インフルエンサー気取りで嫌われる

多くの母子を救いながら、自分の家族とすれ違う母。ふつうの高校生よりネットでの影響力があるのに、独りよがりな息子

救うべき世界とは、地球規模とか、政治的な話ではなく、自分の身の回りのことなのかもしれない。原題と邦題は直訳ではないけど、いい意味でクロスしているというか、的を射てる気がした。単なる反抗期じゃなくて、互いに我の強い、いい母子じゃん…って説もあるが