秘密結社鷹の爪の垢団

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いつか帰れると『ヒトラーの忘れもの』☆☆ 2024年第145作目


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終戦直後のデンマーク。ナチスの仕掛けた地雷原の地雷除去に、敗残ドイツ少年兵が駆り出されていた。訓練や実作業の中で爆死するものも

当初は、ナチスへの恨みから、つれなく当たっていた軍曹も、やがて情が移り、少年と会話するようになる

地雷除去した砂浜でサッカーや競走に興じていると、ボールを取りに行った軍曹の愛犬が爆死。再び態度を硬化させる

未処理の砂浜に近所の少女が迷い込み、少年たちは地雷除去しながら、少女の処へ。少女を救出するが、先に双子の兄を亡くしていた少年は、そのまま歩みを進め、地雷で命を断つ

信管を処理した地雷を積み込んでいたトラックが、もろとも誘爆。14人いた少年兵は4人に

軍曹は少年たちをドイツに帰す決意をする

『ヒトラーの忘れもの』という邦題は、もちろん意訳なのだが、劇中で出てきた地雷。或いは、敗残少年兵たち、そして、反独意識というか恨みなのだろう。原題"UNDER SANDET"は「砂の下」という意味

もちろん特撮なんだが、あどけなさの残る生身の少年が吹っ飛ぶシーンは痛ましいが、当時、当然のように起きていたことらしい