不登校で引き籠もりがちの安西こころ。部屋の姿見が光始めて引き込まれる。謎の絶海の孤城と、狼のお面を被った少女と、6人の中学生男女
次の年度末までに鍵を見つければ、願いが一つだけ叶うという
鏡を通してこちらの世界に来れるのは9時から17時の間だけ、門限を破ると狼に食べられるという
まるでフリースクールのように仲良くなり、話してるうちに、同じ中学出身と分かった7人。頑張って登校して保健室で落ち合う約束をするが出逢えず。さてはパラレルワールドか?いや違う
『狼と七匹の仔山羊』の絵から鍵の在り処のヒントを得たこころ。しかし、門限オーバーで他の仲間は狼の腹の中
7人が集められた理由は?狼のお面の少女の真意は?
中盤までは、中学校のイジメや不登校の話かと、重たいのだが、終盤、突然ファンタジー全開になって大風呂敷が畳まれる。オチは読めるが胸を打つ