秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

不倫の疑い、後の祭り『サン・セバスチャンへ、ようこそ』☆☆ 2024年第24作目

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映画に詳しく売れない小説家のモートは、映画の広報の仕事をしている妻のスーの付き添いで、映画祭の開かれているスペインのサン・セバスチャンへ訪れる

仕事とはいえ、一日中、新進気鋭の映画監督のフィリップと、べったりな妻の浮気を疑う

その胸の苦しみを心臓の病と疑う彼は、友人に紹介された医師のジョアンナの診察を受け、彼女に好意を持った彼は、不調を訴えては足繁く診療所に通い、ドライブデートの約束を取り付ける。お互いの身の上話をしてるうち…

まぁ、妻と若い男と3人でテーブル囲んで、二人の会話に置いてけぼりにされたら心穏やかではないわな

相変わらず、映画と散歩と妄想と夫婦愛が好きなウディ・アレンさんだな

「この話を最後まで聞いて、何か言いたいことあるかい?」

と問われたら、私なら「実にしょうもない下世話な話ですな」と大笑いして答えるかな

たしかにモートさんには、人生の中で稀有な体験だったに違いないのだろうが

私はクラシカルな映画には明るくないのだが、前の座席のペアは映画通らしく、終始クスクス笑っていた。元ネタを知ってるのだろう

平均点が合格点な秀才ウディ・アレン監督の佳作だった