秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

憑き物『命みじかし、恋せよ乙女』☆☆ 2019年第234作目


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家族と疎遠になり酒に溺れるドイツの青年カールのところに、亡くなった父と東京で2週間暮らしたことがあるという日本人女性のユウが訪ねてくる。
ユウに心の安らぎを感じていたカールだが、突然ユウがいなくなってしまう。泥酔し森に倒れた彼は自発呼吸が停止。親族の同意のもと生命維持装置が外されようとした時に息をふき返すが、凍傷でチンコを失っていた。
そしてユウが育ったという茅ヶ崎を訪ね、そこの旅館でユウの祖母と出逢う。
「あんた生きてるんだから幸せにならなくちゃ駄目ね」

そして祭りの日、婆ちゃんからユウの身の上話を聞き、翌朝、海岸で海の中に立つユウを見つける。
「もう少し…死ぬまで生きてみるよ」
樹木希林さんの海外作品デビューにして遺作。原題はドイツ語で"Kirschblüten & Dämonen"(桜と魔物)