秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

テロよりヤバい心『4デイズ』☆☆  2015年第141作目


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イスラム教徒を名乗る元アメリカ特殊部隊出身の男から、アメリカの三つの都市に核爆弾を仕掛けたという脅迫動画が届く

何故かFBIより先にマスコミ報道があり、実は犯人は既に捕らえられており、FBIのテロ対策チームのヘレン・ブロディ捜査官が担当することになる

そこに陸軍出身の特別尋問官Hが尋問担当として来るが、彼のやり方は、尋問でなく、拷問や虐待に近く、ブロディは反感を持つ。しかし、爆発まで4日しかない。ただ、Hのやり方は、憲法や条約から見てもNG。合法なブロディの尋問と交互なのが緩急なのか?

これは狂言なのか?本当に爆弾はあるのか?犯人の証言に基づき捜索した現場のそばの、ショッピングモールで、コンポジット爆弾が炸裂する

犯人の証言を得るために、妻や子どもも殺しかねないH。犯人の証言は本当なのか?凄惨な拷問シーンはうっすら映像から外されてるけど、常軌を逸してるのだろうな

法規の中で善を守っているはずの人々が、見ようによっては狂気を孕んで来るのが怖い

正着ではないかもしれないラストが余韻を残す。解決のないサスペンス?ある意味ホラー?真実知ったところで核爆発したらねぇ

ちょっと、サミュエル・ジャクソンさんは、最近は『アベンジャーズ』のニック・フューリーのイメージが強いよな

軍隊とか宗教とか、邦画だとそんなに前面に出てこないよな。カルトとかはあるけど、メジャーなキリスト教とかイスラム教とか。それに家族も愛というより軛な感じが邦画だと多い