秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

走れタクシー『ランサム 非公式作戦』☆☆+ 2024年第350作目


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過去に起きた人質外交官救出作戦を元にした作品らしい

治安の悪いレバノンで韓国の外交官が拉致される。犯人から明確な身代金要求もなく、ソウル五輪を控えた政府も対外的な問題を起こしたくないため、事件は忘れられようとしていた

数ヶ月が経ち、外務部中東課のイ・ミンジュンは電話で外交官しか使わない暗号で拉致された外交官本人らしい人からの連絡を受ける

外国事案で外務部と安全企画部(公安)の内部のいがみ合いの中、イ自らが犯行グループとの繋ぎ役として志願する

現金は入管で没収される恐れがあるため、スイスのブローカーから一部を絵画として持ち込み、入管内の協力者と換金し、指定のタクシーに乗ろうとしたところ、警備兵から銃撃を受け、慌てて乗ったタクシーの運転手は密入国して暮らす韓国人青年のキム・パンスだった

二人の韓国人と、外交官を救出後、出国を手助けするための特殊部隊、犯人グループと、人質か金掠め取ろうとするギャング。仲間を無事に帰したい外務部と、事件を隠蔽したい安全企画部。様々なグループの思惑が交錯するなか、激しい追走劇が二転三転する

日本だったら超法規的措置とか言って!犯人グループと政府が取引しちゃうんだろ、韓国の人は忠誠心とか仲間意識が強いからドラマチックになるんだろうな