宇宙人ヴァーヴらが地球に来て支配的になった世界。空には巨大な円盤都市が浮いていて、地上の人々は貧困に苦しんでいる
絵の好きなアダムと、家を失ったクロエはクラスメート。クロエとその家族を、自分の家に住まわそうとするアダム
家賃を払いたいと、二人はデートの実況でヴァーヴからサブスク代を稼ごうとする
しかし、ヴァーヴのシャーリーに呼び出され、二人の愛は本物ではないと訴えられそうになる
アダムの母が取った奇策は、シャーリーの息子を仮の夫として迎えて、地球人の家族愛を体験させるというものだった
アダムが閉鎖された学校の壁に描いた絵画が、ヴァーヴたちに評価され、アーティストとして年俸270万ドルの契約で母船に連れて行かれるのだが…
「見えざる手」といえば、アダム・スミスが『国富論』で唱えた、自由経済における需給の均衡として使われる言葉。主人公の名前がアダムなので、その辺りは含みはあるのだろうが、エイリアン・ヴァーヴを、実際の社会の上級国民に見立てた風刺なんだろうか?