外の穢れを避けるため、大きな屋敷から出ることなく育てられた兄と姉妹
危険な言葉や、卑猥な言葉は別の意味を教え込まれている
屋敷の外や他人を知らない3人は不可思議な遊びを思いついては、それに興じている
外に出られるのは父が経営している工場に行く時に使う車のみ
厳格な父は「犬歯が生え変わったら大人として家を出られる」と教え込む。犬歯が生え変わることはないから、実質、一生幽閉生活
「猫は若者を食べてしまう危険な動物だ」と教え込まれ、防御策として四つん這いになって、犬のように吠えることを仕込まれる
長男の性欲処理のため、外の女性クリスティーナを金で雇って、目隠しさせて車で連れてきて性行為をさせる
長男の行為に物足りない彼女は、長女にも手を出し、身体を舐めさせたり、エロビデオを見せたり
ある晩、長女は狂ったように、自分をハンマーで殴り犬歯を折る。これで晴れて大人として外に行ける。彼女は父の車のトランクに忍び込む
長女が居なくなったのは猫のせいだと思った兄妹は、犬のように吠えながら屋敷中を探す
翌朝、父は出勤。トランクが大写しになるが開くことはなく、突如、映画は幕を閉じる
シュール過ぎて、スリラーなんだかコメディーなんだか
純真無垢な子どもたちの暴力的・性的な描写も多く、大きなボカシが入ったり、突然、大音量で奇声を発したりするので、お家での鑑賞には要注意
なんでリコメンドに出てくるの?と思ったら『哀れなるものたち』の監督さんなのか。分かりづらいというより、外連味たっぷりで小難しくする作風なのかな?