バイキングの襲来に備えケルズの町を囲む城壁を作る修道院長。そこに高僧エイダンが聖なる書を持ってやってきた。書の内容に興味を持った院長の甥の少年修道士ブレンダン。しかし、書には白紙のページがあり、そこは自分で完成させろと言われる
インク作りの材料となる木の実を手に入れるために森に入る彼。狼の化身のような少女アシュリンに助けられつつ、闇の権化クロム・クルアハを退けその目の水晶を手に入れる
書き進めようとするうちに、ついに町はバイキングの襲撃を受け、高僧の手引で町を脱出
世界を旅しながら書を書き上げ青年になった彼は、それを携え、年老いた伯父の町へ戻る
リアリティというより、なんだか抽象的な絵柄や演出。ケルト神話をモチーフにしているということだが、その厳かさが増す。寓話的でよい作品でした