
ニューヨークのブルックリンのハイツで独り住まいのドグは、マッケンチーズの冷食をレンチンして食べながら、孤独を紛らすため、TVのCMで見た、友だちロボットのキットを注文する
お待ちかねのロボットを組み上げたドグは、仲良く暮らし、夏のビーチに行き、ロボの動力でスキンダイビングを楽しんだりするが、海水に浸かったからか?故障して動けなくなるロボ
泣く泣く置いてきぼりにして、日を替えて、工具を小脇に、救出に向かうが、オフシーズンになりビーチは閉鎖されて入れない。来年の海開きに助けに来ることを誓うドグ
そして、ハロウィンを経て、冬が過ぎ、再会を夢見つつ、互いにそれぞれの出会いと別れを繰り返す二人
屑鉄拾いに拾われ、ジャンク屋に売り払われたパーツを、電子工作が好きなアライグマに拾われ、ダブルデッキのデカラジカセの新たな身体を与えられ、再起動するロボ
新しい生活の中で、ロボは、ドグが即売セールで買った、新しいロボットと連れ立って歩いている姿を見かける
70sの設定なんだろうか?ボウリングとかゲイラカイトとか、文化というか空気感が、AIとかロボットで話題の現代とは違う懐かしみなのねん。作中では、ほんの1年前なんだけどね。ドグの部屋の趣味のロボットフィギュアの影の中には、マジンガーZみたいなのいるし
随所に、アース・ウインド・アンド・ファイヤーのセプテンバーが
♪Do you remember?…♪
と流れる
『君たちはどう生きるか』とアカデミー長編アニメ映画賞を競った良作。エモくジワる