
東村山で起きた一家惨殺事件、状況証拠から犯人とされた当時高校生の死刑囚が脱獄する
大阪の工事現場、東京のネットニュース編集部、長野の介護施設など、偽名を使い転々とする彼
彼と共に過ごした関係者たちは、彼のことを、優しく、いい人だと言う
逃亡する彼の真の目的は何なのか?彼を容疑者として逮捕した刑事は、彼の足取りを追う中で、自分の中にあった疑念が確信になる
全てが終わったら、全部話そう。飲みに行こう。あなたはやってないと信じてる
密度が濃い、いいドラマだった。警察やメディア、SNSにより冤罪が生まれる構造が上手に描かれている。そして人々の信じる力が真実に繋がる一縷の望みというか、世間も捨てたものじゃないという一筋の光明を感じさせる