秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

ホントの想い『本心』☆☆ 2024年第410作目


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年老いた母と二人暮らしの青年サクヤは、ある夜、母から大事な話があると電話をもらい、帰り道、豪雨で増水した河川に母が流されたと思い、橋から飛び込むが、重傷を負い、1年近く昏睡する

目覚めると、刑事から母親は、先頃、法制化された自由死の認可を受けていて、状況から自殺として処理する旨を伝えられる

眠っているうちに、職場の鉄工所はロボット化され、従業員は失業しており、元同僚の紹介で、依頼主に代わって現場に赴き、カメラとマイクで状況を伝えるリアルアバターの職に就く

また、あわせて、故人のライフログによりAIが仮想空間に姿と疑似人格を生成するヴァーチャルフィギュアを作る会社を紹介され、母を複製して、自由死を選んだ理由と大事な話を聞き出そうとする

ライフログが多い方が精度が上がると言われ、母の仕事の若い同僚の女性の協力を仰ぐ、彼女は高校生の頃、思いを寄せた人に似ていて、彼女のことを巡り教師に暴行事件を起こしたトラウマが合ったが、豪雨で自宅を失った彼女を招き、不思議な同居生活が始まる

リアルアバターの依頼主の理不尽な要求に耐えながら、ある場所で衝動的に人を助けたカメラ映像が、暴力をカットした状態でネットでバズり、車椅子の有名アバターデザイナーに目を付けられる

VFの母は、真実とも冗談とも付かぬ話をし、デザイナーからは同居女性が気に入ったので仲を取り持って欲しいと言われる

職業差別、性差別、人種差別、貧富の差など、の人の暗い面のシーズニングが随所にまぶされてたり、結局、人の本心なんて分からないんじゃないか?過去にとらわれてるんじゃないか?んん…B級SFというか、マザコン青年の喪の物語じゃないかと思ったり