
フランシスが語る恐ろしい体験
村の祭りで、カリガリ博士と称する興行師が、驚異の夢遊病者チェザーレという興行を打つ。彼は預言者であるという
自分の余命を尋ねたアランが、明朝までに死ぬと言われ、翌朝、遺体が見つかり、友人であるフランシスは、不審に思い独自に調べ始める。別に一人の容疑者が逮捕されるが模倣犯と分かる
フランシスの恋人ジェーンが夢遊病者に殺されそうになるが気付き、拉致されかけるも、途中で彼女を手放し、夢遊病者は力尽き倒れる
博士を追って辿り着いたのは病院。彼は長年、夢遊病者を操作する研究をしていた院長だった?院長は研究していたカリガリ博士になりたくて狂気に至ったのか?或いは、すべてはフランシスの体験ではなく、妄想だったのか?
白黒のサイレントだから、観ていて最初、テンポが掴みづらく、スリラーの割にスプラッターな殺人シーンもなく、BGMは常に穏やかな音楽で、今となっては古典なんだけど、今のスリラーでもやりそうな仕掛けとか、精神病的なものなら寧ろ当時の方が直接的だったのかもしれないな。もし夢遊病者を操作出来てるのなら、黒幕が分からなければ心神耗弱扱いになるのかな?