
アメリカンドリームなど信じてないが、アメリカに密航してきたツェ。組織への借金もあったが、目的は娘を探すこと。案外、簡単に娘を見つけるが、ニューヨークで養女になり無事に暮らしている娘に逢いに行けない。女親分のダイ・マーに見込まれた彼女は、チャイナタウンの暗黒街で地位を得て行き、台湾から密航者を渡航させる大役を担う
更に難民を運ぶはずが、ダイ・マーの長男のランボーの麻薬の密輸の尻拭いをする羽目に
借金を完済したが、手駒としてツェを手離したくないダイ・マーは、ツェの娘を攫うことを命じるのだが…
短いけど分厚いクライムサスペンスだった。繁栄と闇が表裏一体な感じで、いや、このヒロインじゃないと生き残れんて。ふつうのマフィアものだと大親分が出てくるのだけど、中華系だと遣り手婆婆なんかね