
辺境の村に伝わる「ほしのけもの」の伝説。村の未来の安寧のため、大昔、村人たちは成人女性を捧げ、ほしのけものは宇宙に帰ったという
村の地質調査のために村を訪れた東京の若い男女。村では昔噺と思われていた儀式が粛々と行われ若い女性が三人、昔ながらの装束に身を包み、次々と毒をあおり倒れる
婚約者を生贄にされた青年が反旗を翻し、村人を虐殺し、自らも命を断つ。一人遺された少女アキは、ほしのけものが降りたとされる窪地の、隕石の欠片から現れた怪獣の赤ちゃんと出会う
35年後、伝説にもあった隕石の地球衝突が予測され、村の噂が都市伝説のように語られる。かつて村を訪れた地質調査員が、再び村を訪れ、滞在で世話になったアキを訪ねる。隕石が村に迫る。村人たちは古来の儀式を実行しようとする
昔の怪獣特撮映画へのオマージュや、人生への讃歌を感じる。ちょっと田舎の村の頑なさに辟易するが…『ガメラ 小さき勇者たち』の初老版というか何ていうか。最近のVFXバリバリな作品を見慣れてる人にはチープに観えるかもだけど、風情がある