
弟子のユダが銀貨30枚で、イエスは居場所をユダヤの司祭やローマの兵士に売られ、総統の前に連行される。神の子を名乗り奇蹟を起こせるというのは神への冒涜だと訴えられる
後悔の念に駆られるユダは、銀貨を叩きつけ、イエスの解放を願うが、拒否され、幻覚のようなものに襲われ首を吊って自死する
総統は重い懲罰を与えて釈放しようとするが、司祭に扇動された民衆と兵士で暴動が起きそうになるのを鎮めるために、荊の冠を被せられたイエスに十字架を背負って街の中を、ゴルゴダの丘まで歩かせ、手足を釘で十字架に打ち付ける
彼を処刑しようとする者たちの無知と罪への赦しを神に乞うイエス
イエスの死で、まるで神の怒りのような地鳴りが起こる
母マリアたちにより十字架から降ろされ埋葬されたイエスは3日後に復活する
当時のローマ教皇は鑑賞して、まさに福音書のとおりだと感想を漏らしたらしい
懲罰のシーンがあまりに凄惨で、直接の因果関係は不明だが、アメリカで鑑賞中の女性客が心臓発作で、亡くなったという話がある。私も観ていて痛々しく感じた。イエスが磔にされるまでの半日の物語
なお、パッションというのは情熱ではなく受難という意味だそうだ