秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

報道と誹謗中傷と家族と『ミッシング』☆☆ 2024年第355作目


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愛娘が失踪した。懸命にビラ配りやホームページで情報を求める夫婦。観なけりゃいいのに、ネットの酷い書き込みを、つい見てしまい、情緒不安定になる妻。自分も弱りそうになりながら支える夫。失踪前まで預かったていた妻の弟は、気が弱くかつ短気で、事態の責任を感じてか、曖昧な供述や不穏な行動をする。この家族を追う地方局の記者。その行動は、報道のため?善意のため?取材は裏取りであって捜査ではない。事実を伝えるなら演出があってはいけない

感情が崩れていく妻を、石原さとみさんが熱演してるのは、分かるのだけど、報道の在り方とか、大衆の無自覚な悪意への批判的な表現も分かるのだけど、単なるストレスドラマでもあった

だが、「気持ちは分かります」という言葉は安易に使うものではない…って、それは、私の先の感想も同じか