
北斎の娘で浮世絵師のお栄の話。北斎の代筆をするくらいの絵の才能があるが、北斎に言わせると、枕絵は綺麗たが、女は美人だが、生娘に男を艶かしく描けない。化物の絵も評判は良いが怖いだけで始末が悪い。ブスで半人前。だけど、男勝りできっぷがいい
北斎の四女で、目が不自由で、身体の弱い、お猶とのエピソードを踏まえつつ
江戸の同時代の人の風情や死生観が、江戸っ子弁で闊達に描かれている
北斎は90で亡くなるまで絵を描き続け、お栄は父が没するまで助手を務め、自身も一流の絵描きだったが、晩年については、知られていない
昨日、実写の『HOKUSAI』を観たのだが、そういえば、『百日紅』気になったまま、観そびれてたなと早朝鑑賞
杉浦日向子さん原作。原恵一監督作品。お栄さんの声を杏さん。北斎の声を松重豊さんが演っている