秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

一夜の因果『ナミヤ雑貨店の奇蹟』☆☆ 2022年第68作目


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3人の青年がコソ泥をして逃亡中に入った廃屋のナミヤ雑貨店。そこで一夜をやり過ごそうとしたら、シャッターの郵便受け口から手紙。それは1980年からの相談文。1970年頃、ナミヤ店主は、ちびっ子たちの相談に乗っていたという。相談者はその子が育ったミュージシャンを目指す青年。彼の曲は、3人と同じ養護施設・丸光園出身のシンガー・セリの持ち歌。彼女の弟を命と引き換えに守ってくれた人の曲だという
時を越えて繋がる因果
そこへ、昼は事務、夜はホステスをしている女性からの手紙。彼女は彼らの未来予想めいた回答で世を渡りゆく…
そして雑貨店の一夜の縺れが解れ
時代を超えたり、人の生き死にを重ねるのはズルいのだがな。後半はちょっとチートやん…と思ったり。タイムパラドックスものだと、どうしても運命(過去)と未来(未定)って帰結になりがち