ゴッサムシティのピエロのアーサーは如何にしてジョーカーとなったのか？描き出される『バットマン』の前日譚。
自己愛性人格障害であり劇場型犯罪。
このような作品でも、精神疾患や母子家庭への偏見を強化しているとか、暴動や犯罪を肯定していると毛嫌いする人も少なからずいるだろうな。
ただ、世間で生きることは道化を演じることだという点では同意せざるを得ないのだ。
今までのジョーカー像って、道徳とは違う次元の純粋悪って感じだったけど、この映画は人の業としての悪って感じで、純粋善ではないふつうの人は、自分の中のジョーカーを感じるのではないかな。
