若い作家のいきさつを書いた本を朗読するベテラン作家。その作中の若者は、なかなか自作が出版に至らず、そんな時に小道具屋で見つけたバッグの中に小説の原稿を見つけ、そのストーリーに感化され書き写すのだが、誤解と成り行きでそれがベストセラーになる。そんな彼にその話は私の書いたものだと老人が現れる。その真実を明かすのか?隠匿するのか?という、この話は、ベテラン作家の創作なのか?現実の人生に基づく告白小説なのか?
私小説的なものは、日記ではないけど、現実よりドラマチックになって体験したようにもなるし、フィクションのなかにリアルが隠れてるのかもしれない