秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

オバジン『ニューヨーク最高の訳あり物件』☆☆+ 2020年第10作目


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「エッグプラントなんて野菜の名前はやめて」
「オバジンはフランス語で茄子よ」
茄子よりはいいかと思ってしまう外国かぶれ
元妻vs元元妻が元夫のマンションで同居。三角関係ではない不思議な感じ。割れた皿を修復しても元通りにはならない。
愛惜が昇華する話なのかも。偏見かもだけど、女性一人に男二人ではこうはならない気がする

スメル『パラサイト 半地下の家族』☆☆+ 2020年第9作目


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半地下の家に住む全員無職の四人家族。息子は友人の紹介で裕福な社長の娘の英語家庭教師として豪邸に入り、策略を計画して、妹は社長の息子の美術教師として、父親は社長の運転手、母親は家政婦として「寄生」する。その豪邸のキッチンの地下には社長家族も知らない秘密の部屋があり…
ハイソvs底辺というか、なんだか、全編にわたり、ジワリと軽いストレスが終始続くヒューマンドラマだった。
パルムドール受賞で家族となると『万引き家族』を引き合いに出したくなるが、別のテイストというか匂いのする佳作だったわ
私の隣に3世代家族が観に来てたが、夫婦の夜の営みのシーンや、凄惨なシーンで、親御さんが子どもの目を覆ってた。なんでこの作品をチョイスした…?

7000RPM『フォードvsフェラーリ』☆☆+ 2020年第7作目


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フェラーリの買収に失敗したフォードは、汚名返上のために、ル・マン24時間レースに挑む。組織の思惑に翻弄されながら、レースカーを仕上げるキャロル・シェルビーとケン・マイルズの男の友情。
劇場の席にじっと座って観ているだけのはずの私の心拍が110BPMを超えた。
マット・デイモンさんは私と同い年のはずだが、あんな風格はないなぁ

失われぬ恋『ラストレター』☆☆+ 2020年第6作目


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急逝した姉の葬式の後、姉の同級生にそれを伝えようと同窓会に参加した妹。周りの雰囲気に圧されて、姉のことを伝えられないどころか、姉の名前でスピーチする羽目になり、そこで、かつて自分が憧れた先輩で、姉に恋をしていた売れない小説家に再会し、姉のふりをして文通することになる。
姉と彼の恋をモチーフにした小説『美咲』を巡って、過去と現在に跨り、織り重なる人間模様。
岩井俊二監督一流のロマンティックストーリー