秘密結社鷹の爪の垢団

TOHOシネマズをホームグラウンドに映画を年に100本以上観まくります。

IMAX with LASER

日本には現在、ここにしかないという。次世代IMAX(レーザーIMAX)のスクリーンのある109シネマズ大阪エキスポシティに来た。

今流れているのは『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』である。

なお、『ローグ・ワン』はIMAXカメラで撮影されたものではないので画角全域を使うことはない。また、奥行感は浅めの被写界深度を使ったボカシや空気感で出しているので、個人的にはワイドなスクリーンで2Dで観れば良かろうと思っている。(というか、『ローグ・ワン』の映像の良さは、今の技術で40年前の『エピソード4』の雰囲気を出してるところにある。)

が、巨大スクリーンとマルチチャンネルな音響がなかなかの没入感であった。

なお、レーザーIMAX3Dの実力を観るには向いてなかったが『ローグ・ワン』は良い作品である。

できれば、IMAXカメラで製作中と言われる予告3本(『トランスフォーマー/最後の騎士王』『ドクター・ストレンジ』『ダンケルク』)をレーザーIMAX仕様3Dで観せてくれれば、よい味見になるのになぁ。と思った(残念ながら、通常2Dで流れていた)。

f:id:mucci:20170101180112j:image

The great beyond『ソーセージ・パーティー』☆☆

その「ドアの外」"The great beyond"には天国が待っていると信じこまされていたスーパーの食料品たち。

真実を聞いたソーセージのフランクと、彼が好意を寄せるパンのブレンダは、この危機を乗り越え、ひとつになれるのか。
単なるエログロコメディにとどまらず、冒険譚であったり、社会風刺であったり、宗教的、哲学的であったり、行き過ぎ感もないでもないパロディ満載の佳作でした。

f:id:mucci:20161223205253j:image

緑で大きな森の友だち『ピートと秘密の友達』☆☆

f:id:mucci:20161223184320j:image

幼い頃、森のそばの道路で交通事故で両親を亡くしたピートは、6年間、森で緑色のドラゴンのエリオットと暮らしていた。
街の大人に見つかって保護?されたピートを心配するエリオットは見つけた大人たちは捕獲されてしまう。
麻酔銃で撃たれたエリオットを見て、近くの席の幼い子が「エリオット、足痛いの?」「眠ったの?」と言っていた。
エリオットを逃がそうと動くピートたち。
人を不信になっているエリオットは炎を吐いてしまう。
そして…
これは勇敢な男の子のお話である。
The bravest boy, I've ever met.

The long game is over『バイオハザード ザ・ファイナル』☆☆

f:id:mucci:20161223141028j:image

払ったコスト分の仕事はしてくれます。
3Dをどうしても使いたかったのか、やたらと奥行きを使ったカメラワーク使いますが。
大風呂敷の畳み方としては、上手くいったんじゃないかな。
ローラさんは見事に端役でしたな。エンドロールで9番目に役名付きでクレジットされてるけど。

今年観た映画BEST5

まだ、これから公開の映画もあるのですが、今年のまとめ。今年は映画館で20本ほどしか観れてないです。

 

1位『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』

f:id:mucci:20161222074201j:image
いわゆる初期三部作の初め『エピソード4』の前日譚なので、その流れを知っていた方が、よく分かるような小ネタも多いですが、この作品単独でも充分にのめり込めると思います。
私は、もう一踏ん張りな時は、"The force is with me. I'm one with the force."とマントラを唱えることにしています。
"May the force be with us!"

 

2位『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

f:id:mucci:20161222074300j:image
ハリーポッター』の世界の少し前の時代の話。既に5部作の予定との噂ですが、本作単品でも愉しめると思います。
話のテンポも良く、また、映像演出技術が『ハリー』の頃より随分進んだからか、効果的に3Dが使われてます。IMAXで観る価値ありです。

 

3位『ハドソン川の奇跡

f:id:mucci:20161222074448j:image
実際に起きた航空機不時着水事故をベースにしたストーリー。乗員乗客全員の命を救ったはずの操縦士と副操縦士の取った判断は回避できるものであったのでは?と責任を問う諮問会でのやり取りや、事故の記憶や、上手く行かなかった場合のフラッシュバックがスリリングです。

 

4位『君の名は。

f:id:mucci:20161222074512j:image
公開された時に気にはなってたのですが、無闇に流行って毛嫌いしてしまい、随分と経ってから観ました。RADWIMPSのMVか?出た新海誠監督得意の話の展開や台詞回しだよ…と思いながら、おおよそ先が読めるんだが…と観てました。
結論: 新海監督の濃いオタクエキスにRADWIMPSの楽曲を注いで、飲みやすいカクテルになってます。流行るのも納得。

5位『シン・ゴジラ』『アズミ・ハルコは行方不明』『この世界の片隅に

f:id:mucci:20161222074753j:image
強引に三作まとめてしまいました。
シン・ゴジラ庵野監督らしい情報の詰め込み方と、豪華キャスト、上陸したゴジラが近くの武蔵小杉を通過したので。そろそろ『エヴァ』に引導を。
『アズミ・ハルコ』女の子の存在性。男の浅薄さ。なんとも言えず引き込まれます。JKギャングが暴れてるシーンでは、私は狩られる対象なのではないかと痛く感じました。
この世界の片隅に』主題歌のタイトルになってしまいますが、「悲しくてやりきれない」けれど、明日も明後日もあるんじゃけ、今を生きる。